耐熱CR電池 耐熱コイン形二酸化マンガンリチウム電池 車載用に適した電池

耐熱性に優れた材料と当社独自の封止技術により、作動温度範囲を飛躍的に向上させました。TPMS(タイヤ空気圧監視システム)のセンサ用電源など、車載用に適した電池です。また、幅広い作動温度範囲が必要とされるIoTセンサやHACCP用温度ロガーなどにも用途が広がっています。

特長

幅広い作動温度範囲:摂氏−40度(℃)~+125度(℃)*

* 摂氏+85度(℃)を超える温度でご使用いただく場合は、使用条件などを当社にご確認ください。

高温・加速度が加わる条件下でも優れた耐漏液特性

2000 G(300 km/h走行に相当)の加速度下でも動作可能

高温雰囲気や加湿雰囲気に長時間さらされても内部抵抗の上昇を抑制

製品に関するお知らせ

当社は、耐熱コイン形二酸化マンガンリチウム電池(CR電池)を、機器製造メーカーに機器への組込み用部品としてのみ販売しています。そのため、耐熱コイン形二酸化マンガンリチウム電池(CR電池)が組み込まれた機器をご使用のお客様に対して、機器製造メーカーを通さずに交換用電池を直接販売することはできません。現在ご使用の機器に組み込まれている耐熱コイン形二酸化マンガンリチウム電池(CR電池)を交換する場合は、それぞれの機器の製造メーカーへお問い合わせください。
なお、耐熱コイン形二酸化マンガンリチウム電池(CR電池)を、組込み用部品として新規にご採用いただく場合は、当社にお問い合わせください。

UL部品認定合格品

耐熱コイン形二酸化マンガンリチウム電池はULの部品認定を取得しています。 (Technician Replaceable)

認可品種:CR2450HR、CR2050HR、CR2032HR、CR2032HRS

認可番号:MH12568

用途

  • TPMS(タイヤ空気圧監視システム)
  • ETC
  • キーレスエントリー
  • シートロケーションセンサ
  • 通信タグ・ビーコン
  • 温度データロガー(HACCP用温度ロガー)
  • 物流タグ
  • FA機器(測定器、ボードマイコン、センサ)
  • IoTセンサ

仕様

品名 CR2032HRS CR2032HR CR2050HR CR2450HR
公称電圧(V) 3 3 3 3
標準容量(mAh)*1 200 200 350 550
標準放電電流(mA) 0.2 0.2 0.2 0.2
作動温度範囲(℃)*2 -40 ~ +125
耐加速度性能 最大3300 G 最大2000 G
寸法*3直径(mm) 20.0 20.0 20.0 24.5
高さ(mm) 3.2 3.2 5.0 5.0
質量(g)*3 3.0 3.0 4.1 6.8
データシート - PDFファイルのダウンロード PDFファイルのダウンロード PDFファイルのダウンロード
端子、ワイヤーコネクター付外形寸法 - PDFファイルのダウンロード PDFファイルのダウンロード PDFファイルのダウンロード
ご注意 PDFファイルのダウンロード
  • 標準容量は摂氏+20度(℃)環境において標準放電電流で放電した時、終止電圧2.0 Vまでの持続時間から求めたものです。
  • 摂氏+85度(℃)を超える温度でご使用いただく場合は、使用条件などを当社にご確認ください。
  • 寸法、質量は電池自身のもので、仕様により異なります。
  • データおよび寸法は保証値ではありません。詳細については当社までお問い合わせください。
  • このウェブサイトの内容は予告なく変更されることがあります。

構造図

耐熱コイン形二酸化マンガンリチウム電池の構造図

原理と反応

耐熱コイン形二酸化マンガンリチウム電池は、正極活物質として二酸化マンガン、負極活物質としてリチウムを用い、有機電解液を使用しています。

電池反応

正極反応 : MnO2+Li++e- → MnOOLi
負極反応 : Li → Li++e-
全反応 : MnO2+Li → MnOOLi

高温貯蔵特性

耐熱コイン形二酸化マンガンリチウム電池 高温貯蔵特性グラフ

高温(摂氏+80度(℃))貯蔵による容量劣化がCR2450と比べて小さい

高温高湿貯蔵特性

耐熱コイン形二酸化マンガンリチウム電池 高温高湿貯蔵特性グラフ

加湿雰囲気(摂氏+60度(℃)90%RH)貯蔵による内部抵抗劣化がCR2450と比べて小さい

放電特性

耐熱コイン形二酸化マンガンリチウム電池 放電特性グラフ

 

温度特性

耐熱コイン形二酸化マンガンリチウム電池 温度特性グラフ

 

安全上のご注意

この電池は、リチウム、有機溶媒など可燃性物質を内蔵しており、使い方を誤ると電池を変形、漏液(電池内部の液体が外部に出てくること)、発熱、破裂、発火させる原因となります。これらは、けがや機器故障の原因となりますので、「警告事項、注意事項」を必ずお守りください。

ページ上部へ戻る