全固体電池 | 協業事例
全固体電池使用のエナジーハーベスト対応評価用キットをロームグループと共同開発 | ||
ロームの「Nano Energy™」搭載電源IC、ラピステクノロジーの充電制御ICを使用 |
エナジーハーベスト対応評価用モジュールキット
セラミックパッケージ型全固体電池とロームグループであるラピステクノロジー株式会社のエナジーハーベスト向け充電制御IC、ローム株式会社(以下、ローム)の超低消費電流技術「Nano Energy™」を搭載した昇圧DC-DCコンバータ ICを使用し、ソーラー発電をはじめとするエナジーハーベストに対応した評価用の低消費電流∗1モジュールキットを共同開発しました。
これにより、太陽光や室内照明からの発電に対応した全固体電池の充電ソリューションが容易に検討可能となりました。電源を必要としないため、設備やインフラのモニタリングデバイス、表示デバイス、ウェアラブルデバイスなど、産業用途から民生用途まで幅広い用途を想定しています。
電源を必要としないため、設備やインフラのモニタリングデバイス、表示デバイス、ウェアラブルデバイスなど、産業用途から民生用途まで幅広い用途を想定しています。エナジーハーベスト対応の評価用低消費電流モジュールキットは、ラピステクノロジーのエナジーハーベスト向け充電制御IC「ML9077」とロームの超低消費電流技術「Nano Energy™」を搭載した昇圧DC-DCコンバータIC「BD8B133NVX(開発中)」とマクセルのセラミックパッケージ型全固体電池「PSB401010H」「PSB401515H(開発中)」∗2を組み合わせたものです。
構成図
エナジーハーベスト対応評価用低消費電流モジュールキットの詳細
適用例
ソーラー発電パネル(左)とエナジーハーベスト対応評価用低消費電流モジュールキット(右)のイメージ
マクセルの全固体電池は、幅広い温度範囲に対応∗3し、長寿命∗4・高い安全性∗5という特長があり次世代の二次電池として注目されています。マクセルは、全固体電池およびエナジーハーベスト対応電源の採用を検討されている企業での評価を容易にすることで、より多くのアプリケーションに早期適用され製品を通して社会課題の解決に貢献することをめざしていきます。
- 低消費電流:昇圧DC-DCコンバータIC(BD8B133NVX)の静止電流(非スイッチング時)180nA(typ.)。詳細は超低消費電流技術「Nano Energy™」製品ページでご確認ください。
- 「PSB401010H」「PSB401515H(開発中)」:標準容量はそれぞれ8mAhと16mAh。
- 幅広い温度範囲に対応:摂氏-50∼+125度(℃)環境で放電可能、当社試験条件による。
- 長寿命:各種評価や分析および解析による当社の寿命予測結果。
- 高い安全性:摂氏+200度(℃)加熱や釘刺し、外部短絡など、各種安全性試験において発火発煙無し。
- 「Nano Energy™」は、ローム株式会社の商標または登録商標です。
- 記載されている名称、ロゴ、サービスマークはマクセルまたは他社の登録商標もしくは商標です。
- 2023年7⽉20⽇発表のニュースリリースの内容です。
関連ページ
ラピステクノロジーの充電制御IC製品ページ
ロームの超低消費電流技術「Nano Energy™」製品ページ
- <技術解説> https://www.rohm.co.jp/support/nano#anc-02
- <エナジーハーベスト対応評価用電源モジュールキット> https://www.rohm.co.jp/reference-designs/reflvbms003