リードフレーム:転写リード
特長
- 半導体パッケージの小型化・薄型化が可能
- リード上部はオーバーハング形状(抜け防止構造)
- 基材が金属なため一般的なリードフレームのようなグラつきが抑制され、ワイヤーボンディング性に優れる
- 一般的なリードフレームとは異なり金属の接続バーがないため、ダイシングのスピードアップやブレード摩耗減に繋がり、また、パッケージの高集積化が可能
イメージ
その他
- IC搭載実績:ペースト、DAF(ダイアタッチフィルム)、FCB(フリップチップ)等
- ダイシング:個片パッド形成可能 = 金属カット不要
- 基板実装:Auめっき加工により、ダイシング後に追加工なしで基板実装(はんだボール接続も)可能
- 用途(例):電圧レギュレーター、通信用IC、Li電池保護IC、フォトセンサー、ダイオード等
技術情報
転写リードの技術に関しては、「転写リード(電鋳製リードフレーム)の技術紹介」のWebページでご確認ください。
主な仕様
項目 | 仕様 |
---|---|
パッドの厚み | オーバーハング:65±15μm セミオーバーハング:60±15μm |
Auの厚み | Min. 0.05μm |
Agの厚み | Min. 2.0μm |
SUSの厚み | 150±10μm |
パッド間の最小ギャップ | オーバーハング:Min. 200μm セミオーバーハング:Min. 150μm |
シートサイズ | 630 x 600mm(有効エリア:600 x 570mm) |
推奨フレームサイズ(例) | 190.0 x 57.5mm:30枚取り 200.0 x 70.0mm:24枚取り 最大サイズ:300.0 x 100.0mm |
ICパッケージの厚み(顧客側) | 0.3mm以下可能 |