概要

インク吐出量を自由にコントロールできる特殊2段電鋳マスク「AVPマスク®」を開発しました。フォトリソ工程を用いたマクセルの特殊工程でメッシュパターンにデザインの自由性を持たせることにより、適切なインク吐出量を実現しています。2段電鋳構造でメッシュ部を最適配置することが可能な特殊マスクです。

公開日:2021年6月11日

マクセル 法人向け製品 BtoB カタログ 資料 ダウンロード Maxell

特長

従来の乳剤マスクを使用した工法では、1パタ-ン毎のメッシュ交点位置の違いでインク吐出量のばらつきが発生していました。マクセルの電鋳マスクでは、このメッシュ交点の配置をパタ-ン毎に同じ位置にすることでインクの吐出量制御を目指した特殊な2段形状にしています。この構造によりインク吐出量のばらつきを低減し、高精度な印刷を可能にしています。
  1. 優れた断面形状により印刷性が良好
  2. パタ-ン部よりメッシュ部の開口を大きくすることでペーストの充填性が向上
  3. 自由なメッシュ配置によりインク吐出量の制御が可能
  4. 優れた開口寸法(寸法精度±2μm ∗条件による

構造(段付形状)

AVPマスクの構造

用途

シ-ト積層、印刷積層を用いた印刷工法に使用でき、高周波インダクタやコンデンサなど小型部品に適しています。

∗「AVP(Appropriate Volume Print)マスク」はマクセルの登録商標です。

主な仕様

項目仕様精度∗1
エマルジョンクロム
総厚 23±3μm∼ - -
メッシュ仕様
(#380メッシュ相当の場合)
開口 ∼56μm ±3μm ±2μm
パターン線幅 Min.13μm ±3μm ±2μm
対応枠サイズ 320x320mm∼450x450mm - -

∗1: 記載値はエマルジョンマスクまたはクロムマスクを使用して作製した製品の精度です。記載値以外にも対応可能ですので、別途お問い合わせください。

∗上記以外の仕様に関しましては、お問い合わせください。

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