介護業界では、慢性的な人材不足や業務量の増加が課題となる中、厚生労働省が推進する「介護DX(デジタルトランスフォーメーション)」が注目されています。その中心となるのが「介護情報基盤」です。

介護情報基盤とは、要介護認定情報、ケアプラン、LIFE(科学的介護情報システム)などをデジタルで統合し安全かつ効率的に管理できるようにするためのデジタルインフラです。全国本格運用は2028年度を目標に進められており、将来的に多くの介護事業所で活用が広がることが見込まれています。

介護DXにより事業者の負担軽減と情報共有化が進みます

介護情報基盤導入により、介護事業所はばらばらで管理していた利用者情報や請求情報、資格確認情報などをデジタルで統合することで、介護現場での負担を軽減し、正確な情報共有を可能になります。さらに、利用者の介護保険資格や要介護認定情報をオンラインで確認できるようになるため、従来の紙や電話による確認作業が不要となり、事務負担が大幅に軽減されることが見込まれます。

利用者は介護情報基盤を活用することによりマイナポータルで情報を確認しサービスを主体的に選択することができます。

これらの効果により、医療・介護の情報共有を促進し切れ目ないサービス提供、科学的介護の実現による質の向上、事務負担軽減やサービス品質向上が期待されています。

オンライン資格確認との連動

介護情報基盤とオンライン資格確認は、介護・医療分野のデジタル連携を強化するために密接に連動しています。

オンライン資格確認は、マイナンバーカードを用いて医療機関や薬局で保険資格を確認する仕組みですが、介護情報基盤ではこの仕組みを活用し、介護事業所でも利用者の介護保険資格や要介護認定情報をオンラインで確認できるようになります。

この連動により、医療・介護の情報共有の促進、介護サービスの向上に貢献します。

オンライン資格確認

健康保険証オンライン資格確認(資格確認限定型)

介護情報基盤

∗ 「介護情報基盤について」(厚生労働省)(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59231.html)をもとにマクセル株式会社が作成

助成金の対象となります

マクセルのカードリーダー「M-1850S」、「M-1860B」、「M-1900S」は健康保険証におけるオンライン資格確認での動作確認済みカードリーダーとなります。また、介護情報基盤の活用のための介護事業所などへの支援として、カードリーダー購入時の助成金の対象となります。今年度の申請は令和8年3月13日までとなります(2025年12月現在)。

マイナ資格確認アプリを利用する際に必要な機器について

カードリーダーの購入及び介護情報基盤との接続サポート等に係る経費

助成金の対象と限度額

∗ 介護情報基盤ポータル(https://www.kaigo-kiban-portal.jp/)をもとにマクセル株式会社が作成

∗ 助成対象区分については「https://www.kaigo-kiban-portal.jp/」に記載

マクセルのおすすめリーダ・ライタ(カードリーダー)

PC用(USB Type-A)

PC用(USB Type-C)

iPad/タブレット用

  • iPadは、Apple Inc.の商標です。
  • Bluetoothは、米国Bluetooth SIG, Inc.の商標です。

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