電波吸収シート「MA-Guardian」エーミング導入事例
| 株式会社ホンダ泉州販売 泉大津板原店様 | ||
| 大阪府 |

ホンダ泉州販売(Honda Cars 泉州)様は、大阪府泉州エリアを中心に新車販売および整備事業を展開し、サービス工場、PDI(納車前整備)施設、板金工場を含めて計19拠点を有する自動車販売会社です。地域に密着した体制のもと、販売後のアフターサービス品質向上にも継続的に取り組まれています。
同社では拠点数の多さゆえに、「どの拠点でも同じ品質の整備を提供できること」を重要なテーマとして掲げてきました。
ADAS搭載車の増加に伴い、安全機能に影響をおよぼすエーミング作業の重要性が高まる中、作業品質の均一化はより現実的な課題として浮かび上がってきました。
原因が特定しづらいエーミング作業の不安定さ

エーミング作業について、現場では以前から「作業が安定しない」という感覚がありました。車両の違いだけでは説明できない現象が起こり、同じ場所・同じ手順で作業しても、結果にばらつきが生じることがあったといいます。
「本当に不思議なんですけど、同じところでやってるのに、できる時とできない時があるんですよね。」
原因が明確でないため、現場では車両の位置変更や周囲の金属物の移動、簡易的な遮蔽など、その場でできる対策を重ねるしかありませんでした。しかし、それらは一時的な対応にとどまり、作業時間の増加や作業者の負担につながっていました。
特にホンダ車に多い車両下部へのミリ波レーダー搭載車では、床面や周囲構造物からの電波反射が影響している可能性が高く、環境要因への対策が必要であると感じていたと言います。


電波反射を抑制するという発想への転換

こうした課題に対し、今回導入されたのがマクセルのエーミング用電波吸収シートです。従来のように電波を遮断しようとするのではなく、反射そのものを吸収し、作業環境を安定させるという考え方が採用されました。
実際の検証では、電波吸収材を使用しない状態では、画面上にノイズが散在し、基準とすべきターゲットが分かりにくい状況が確認されました。一方で、エーミング用電波吸収シートを設置することで、不必要な反射が抑えられ、ターゲットを明確に認識できる状態へと改善しました。
「何も対策していない時は、正直どこを見たらいいか分からない画面でしたね。」
床面からの反射対策として用いられた電波吸収シートは、耐久性にも配慮されており、シミュレーションの結果、3トンクラスの車両運用にも対応可能な設計となっています。また、既存の工場レイアウトを大きく変更することなく設置できる点も、現場導入のしやすさにつながりました。
作業効率と再現性の向上、そして標準化へ

お話を伺いましたホンダ泉州販売本社サービス課長 田中様
電波吸収シート導入後は、エーミング作業における試行錯誤が大きく減少し、作業工程全体がスムーズになりました。環境要因に対する不安が軽減されたことで、作業者が本来の作業に集中できるようになったといいます。
「『これが原因かな?』って考えながら作業しなくてよくなったのは大きいですね。」
結果として、作業時間の短縮に加え、作業品質の再現性が向上しました。経験やスキルに過度に依存することなく、安定したエーミング作業が可能になりつつあります。多拠点展開を行う同社にとって、この変化は大きな意味を持っています。
今後は、電波吸収シートで各拠点のレイアウトや作業環境に適した運用方法を検証していく予定です。
「最終的には、どの拠点でも "普通にやって普通に終わる" そんな作業にしたいですね。」
ホンダのディーラーとして、エーミング環境の構築に取り組まれているホンダ泉州販売様の貴重なお話を伺うことができました。
取材日:2026年4月
【会社名】
株式会社ホンダ泉州販売
【設立】
1985年9月
【事業内容】
●Honda系列新車販売
●中古車の販売
●自動車の修理・整備
【公式サイト】


