MXフォーム「ポリカーボネート発泡シート」

マクセルの発泡成形技術「RIC-FOAM」を押出成形に応用し、ポリカーボネート発泡シートを開発しました。

MXフォームはプラスチック使用量削減や部材軽量化に貢献します。

∗「MXフォーム」は当社の登録商標です。

MXフォームの特長

  • リサイクル可能で環境に配慮した発泡シート
  • ポリカーボネート樹脂製 3層積層構造で割れにくい
  • 真空圧空成形法等の熱成形が可能
  • 同じ厚みの非発泡シートと比較して約40%の軽量化
  • 厚み(1.5mm、2mm、2.5mm、3mm、4mm)ラインナップ
シートの構成
シート外観とシート断面

MXフォームの想定用途

∗ 想定用途であり、実際の用途では効果が期待できない場合があります。

想定用途 自動車や二輪車の軽量化

自動車や二輪車の軽量化

モビリティの内装材などに応用することで部材軽量化に貢献します。

 ⇒ 電気自動車(BEV)、MaaSなど

想定用途 通信機器やアンテナの軽量化

通信機器やアンテナの軽量化

ポリカーボネート樹脂を使用しており、割れにくく、衝撃に強い筐体が製造可能です。

 ⇒ 5G通信機器筐体 アンテナカバーなど

想定用途 大型家電やロボットの軽量化

大型家電やロボットの軽量化

軽量化により運搬時の負担軽減が期待されます。

 ⇒ スマート家電やAIロボットの筐体など

想定用途 工業トレイやケース

工業トレイやケース

耐熱性と耐衝撃性が要求される製造現場での応用が期待されます。

 ⇒ 半導体や電池運搬用トレイなど

MXフォームの特性

シート厚み3.0mm
(発泡シート)
2.5mm
(発泡シート)
2.0mm
(非発泡シート)
曲げ弾性率 [MPa] MD/TD
規格 JIS K7171  常温
1500/1300 1500/1300 2400
密度 [g/cm³] 0.7 0.7 1.2
曲げ剛性(EI) [kN·mm²] 44 25 24
軽量化率 [%]
非発泡シートt2mmとの比較
-12% -27% -
シャルピー衝撃試験
フラットワイズノッチなし
規格 JIS K7111-1 常温
未破壊 未破壊 未破壊

各種値は参考値であり、性能を保証するものではありません

厚み2.5mmのMXフォームは厚み2mmの非発泡シートと比べ、同等剛性で-27%の軽量化を実現

MXフォームの加工例
発泡シートの真空圧空成形品
発泡シートの真空圧空成形品 [ 自動車用テールゲートモックサンプル ]
製品サイズ:1,250mm × 450mm  成形協力:株式会社浅野研究所 TFH-Qにて成形

MXフォームは真空成形などで熱成形が可能です

  • シートは成型する前に乾燥する必要があります。
  • 形状によっては成形できない場合がございます。
MXフォームの紹介動画

サンプル提供:2021年∼

お客様やエンドユーザ様の要望に合わせたソリューションを提案いたします。サンプル要望や試作、技術的相談などお気軽に問い合わせください。

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