電波吸収シート「MA-Guardian」エーミング導入事例
日産東京販売株式会社 八王子店様 | ||
東京都 |

日産東京販売株式会社八王子店様は、東京都八王子市に拠点を置く日産自動車株式会社の正規ディーラーです。八王子市内の近隣3店舗を統合し、2025年3月にリニューアルオープンしました。日産東京販売株式会社97店舗の中でも大型店舗として、日々お客様をお迎えしています。また、店舗の屋根上に大規模な太陽光発電システムを設置、さらに電気自動車の使用済みリユースバッテリーを使用した蓄電池システムを導入するなど、環境に配慮しております。万が一の災害時でも避難所施設として活用できることから近隣住民との信頼も厚く、とても親しみやすいお店作りとなっております。今回、マクセルのエーミング作業用電波吸収シート「MA-Guardian」を導入していただきましたので、日産マスターテクニシャン 国家一級整備士 サービス部技術グループ 川越様にお話を伺いました。


サービス工場
今後の整備のためには絶対に必要なアイテム


「この八王子店には他の店舗にはない、エーミング専用のベイ(作業場)があります。」日産の他の店舗に比べると大型店舗であり、今後こういった設備が必要になるとの事で新設しました。「エーミング作業ベイにアライメントテスター用の大型リフトを設置したため、リフトの金属遮蔽のためには、マクセルの電波吸収シート『MA-Guardian』が絶対必要だった。」とのことです。
マクセルの電波吸収シート「MA-Guardian」は、ミリ波レーダーの電波を吸収する電波吸収材です。作業スペースにある金属物を遮蔽することで、電波の不要反射を防ぎ、正確なエーミング作業実施のための環境構築をサポートします。
【マクセル MA-Guardian】製品情報
https://biz.maxell.com/ja/functional_materials/emc-ma-guardian.html
「エーミング作業は国で定められた特定整備となっており、国が定めた整備の基準となるため、それをディーラーの整備品質として、(私たち)日産以上に整備がいい所はないという環境を作らないといけない。電波は目に見えないのでエーミングはグレーな検査ではあるが、国で定められてる以上グレーなままではいけない。お客様が私たちディーラーに整備を頼んでいながら、もし仮に事故が起こったとなるとお客様を失うことになる。それは絶対に避けたい。」
シートは整備の"保険"である
「エーミング作業とは、例えば『畳1枚の大きさにスマートフォンをどこに置きますか?』という世界であり、精度を求めるには畳の真ん中に置いても外側(端)に置いてもコンピューターがOKと診断される。端っこで完了となればマンホール(金属)で誤検知となり得ることもある。」
そういったエーミング作業でコンピューターが誤検知して中途半端に検査完了判定が出た状態で、エーミングがズレたことに気づかないまま出庫することになってしまう、そういったリスクを「MA-Guardian」で回避することができます。「電波は目に見えずグレーな検査だからこそ、このシートがあるだけで(金属設備が電波の邪魔をしているという可能性が減るだけで)整備士が悩む時間を減らせることができます。」とマクセルの「MA-Guardian」が質の良い整備をするための必須アイテムであることをお話してくださり、マクセルとしてもうれしく思います。
「この八王子店は店舗としては大きいが、日産東京販売株式会社は97店舗あり、中には金属を遮蔽しないとエーミング検査ができない店舗がまだまだたくさんあります。整備場は鉄だらけなので(笑)。そんな中、シートを敷いて解決できるならはるかに楽だし確実に整備ができる。これほど良いことはないです。目に見えない電波の影響を、シート1枚で回避できるなら、それは整備の"保険"になります。」
実際使ってみての感想と今後への期待
「導入を検討した時も、電波吸収シートはマクセル製品一択でした。」他社にはない製品であることも導入の決め手になったとのことです。「日産の検査機でもMA-Guardianシートがあるのとないのとでは全然違う、はっきりと違いが出ます。」
「私たち日産は、整備をするには人を問わず同じ品質で同じ安全性、確実性をもって整備をするのをめざしています。特にベテランの整備士にとって、『MA-Guardian』はありがたいアイテムだと思います。実際、導入した八王子店では当初の予想以上に使っており、エーミング作業イコール『MA-Guardian』を使うのが当たり前になっています。」
「リフト幅が2.2mなのでシート1枚でリフトを覆えるように、シート幅が2.5mくらいあるといいですね。」それは今後のマクセルの技術と、使いやすさも追求した製品開発に期待をしていますとのことでした。

お話を伺いました日産東京販売株式会社 川越様
「自動車が電気性能化されてきている中で、ノイズ対策が課題となってきております。また、自動車のミリ波に限らず、今の社会は多くの電波がある、言わば電波社会となっています。」
ノイズを抑制できる、電波を遮蔽できる「MA-Guardian」のような製品は、「今後も必要になってくると思うし、電波は見えないものだからこそ、間違いなく電波が遮蔽できれば安心ですね。」
日産のディーラーとして、整備品質の向上を心がけている日産東京販売株式会社様の、大変貴重なお話を伺うことができました。
取材日:2025年8月
【会社名】
日産東京販売株式会社
【設立】
2021年7月
【事業内容】
・自動車、自動車部品及び自動車付属品の販売、修理、賃貸、加工及び保管
・自動車用機械、器具及び工具並びに自動車用燃料、その他油脂類の販売
・損害保険代理業及び自動車損害賠償保障法に基づく保険代理業
【公式サイト】