テープの性能表示は、個々の製品がどんな特長を持ったテープであるかを示し、決められた条件で試験された数値です。使用される用途、条件、被着体などをご検討いただく際に参考にしてください。

テープの構造・サイズ

片面テープ

片面テープ

両面テープ

両面テープ(片面剥離ライナータイプ)

両面テープ

両面テープ(両面剥離ライナータイプ)

試験方法のご説明

粘着力

評価方法 粘着力

粘着テープをステンレス板に貼りつけ、ステンレス板から180°(または90°)方向に剥がした時の力です。テープを選定するための代表的な特性です。 粘着力は、温度、被着体(貼る相手)、圧着状況により、数値が異なります。

タック

評価方法 タック

軽い力で被着体(貼る相手)に接着する力です。 30°(または15°)に傾斜した台に粘着面を上にした粘着テープをセットし、SUS球を転がして粘着面上で止まる最大のSUS球を測定します。初期接着性や低温接着性をみるのに有効な試験方法です。

保持力

評価方法 保持力

粘着テープをステンレス板に貼りつけ長さ方向に静荷重(一般的に1kg)をかけた時に耐える力です。 24時間後のズレ(mm)またはステンレス板から落下した時間(min)を測定します。

引張強さ

評価方法 引張強さ

粘着テープの両端を引っ張り、切断した時の力です。 数値が大きいほど、基材の強度が高いといえます。

伸び

評価方法 伸び

引張強さと同時に測定します。粘着テープの両端を引っ張り、切断した時までの伸びです。50%であれば100mmの粘着テープが150mmまで伸びるということです。

剪断接着力(両面テープ)

評価方法 剪断接着力(両面テープ)

2枚の試験片を粘着テープで貼りあわせた後、試験片の両端を引っ張り、接着部が破壊された時の力です。

数値の変換方法

数値の変換方法

3.9N/10mm≒1000gf/25mmと覚えておくと暗算の時などに便利です。

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