メタルマスク
メタルマスクとは、プリント基板の表面実装に使われる治具(金属板)です。
金属板に設けた開口部からペーストを通過させることで、基板上の指定位置へ印刷を行います。
マクセルのメタルマスクは、当社が有する電鋳技術で開発・製造した製品です。アディティブマスクと呼ばれることもあります。
各種の半導体パッケージを生産するために、国内外の半導体メーカーに採用されています。
マクセルのメタルマスクのカテゴリーには、はんだボール搭載用、印刷用などがございます。はんだボール搭載用マスクでは、マクセルが有するフォトリソ技術、めっき技術、加工技術を駆使し、特殊な3D構造にすることによって、ボール搭載法を実現しています。
フラックス/ペースト印刷用マスク
半導体ウェハやパッケージ基板の上にマスクを設置し、ウェハや基板の表面にはんだボールを搭載するためのフラックスを印刷するために使用。
垂直断面形状と高精度な孔寸法で精密な印刷を実現。
はんだボール搭載用マスク
特殊な支柱構造ではんだボールの一括搭載を実現。また、マスクの平坦性も確保することで一般的なはんだボール搭載用マスク(二段電鋳構造)と比較して優れた搭載率を実現。
一般的なメタルマスクはニッケルを使用していますが、マクセルのはんだボール搭載用マスクは20年以上にわたりNiCoめっきを採用しております。ニッケルに比べ高硬度のNiCoめっきはマスクの高耐久化(破損・変形しにくい)に貢献しております。
マクセルが有する精密微細加工技術で開発・製造した電鋳製品の売上の一部で、植林支援を行っています。本プログラムの名称を当社で「Green Stencil Program」と命名しました。