特長

  • 電力供給:一次電池から3種類の電圧を指定して電力供給
  • 省電力化:出力4端子を個別に間欠制御(電源ON/OFF)し省電力化
  • センサ検出方式:(1)電流検出、(2)電圧検出、(3)パルス検出の3種類
  • 簡単設定:ディップスイッチによる簡易設定(一部)
  • 詳細設定:ソフトウェアスイッチによる詳細設定(PC/通信機により)
  • 電池制御:突入電流緩和制御、漏液防止制御
  • LPWA通信対応:ZETA、ELTRES、Sigfox、LTE-Cat.1 通信プロトコルに対応
  • オプション:避雷ユニット、通信機固定ユニット

システム構成例

青線:電力線緑点線:信号線

  通信機 センサ などの表記の接続機器は、お客様ご準備の機器

標準仕様LPWA対応仕様
バッテリー電源システム
  • パルス出力センサはトリガ検出として使用
LPWA通信機
  • パルス出力センサはトリガ検出として使用
  • ELTRESはソニー株式会社、ZETAは株式会社テクサー、
    SigfoxはSigfox社の登録商標です。

製品ラインアップ

  • 性能重視、長期使用に適したCRシリーズと、コスト重視、短期使用に適したLRシリーズをラインナップ
  • 通信機固定ユニットや避雷ユニットのオプション付属製品もラインナップ
項目CRシリーズ
性能重視、長期使用
LRシリーズ
コスト重視、短期使用
用途 ■頻繁に電池交換できない用途(~10年∗1)
■具体例:防災用水位計、橋梁・トンネル監視、鉄道監視、マンホール監視、変電設備監視
■短期間の電池交換が可能な用途(電池交換周期:~1年∗1)
■具体例:農業(水田、露地栽培監視)、建築現場での環境監視、生産機器の無停電監視
製品型番
※オプション型番

MD1825-CR35P-C1-※

MD1825-CR35P-C2-※

MD1825-LR08S-C1-※
ソフトウェア 選択可能(標準ソフトウェア/LPWA対応ソフトウェア)
サイズ W175㎜×H250㎜×D75㎜
(突起部を除く)
電池構成 円筒形二酸化マンガンリチウム一次電池
1直列35並列パック
アルカリ乾電池単1形
8直列1並列(電池ホルダ使用)
公称電圧 3V 1.5V/個
標準電気容量 88Ah/パック
(放電電流:5mA、終止電圧:2.0V時、20℃)
持続時間 200時間/個
(新品電池使用時の目安)
(放電抵抗:20Ω、終止電圧:0.9V、20℃)
動作温度∗2 -20~70℃ -10~50℃
最大出力電力(20℃) 3.3V/5.0V:4W、12.4V:3W 3.3V:5W、5.0/12.4V:7W
通信機固定ユニット 追加可能
(オプション型番:「T」)
避雷ユニット
(2線式アナログ
出力センサ用)
追加可能
(オプション型番:「H1」)
追加不可
避雷ユニット
(3線式アナログ
出力センサ用)
追加可能
(オプション型番:「H2」)
追加不可
外観
(ケースフタを取り外した状態の参考写真)
  • 接続機器の消費電力や計測・通信頻度により電池交換期間は変わります。
  • 構成部品の使用温度範囲となります。ケース内温度を本動作温度範囲内となるように設計ください。

オプションラインナップ

  • 通信機固定ユニット、避雷ユニット
  • ケーブルグランド数は、3個までお客様にて増設可能(CRシリーズのみ)
  • プロテクティブベントは全製品標準搭載
基本セット 通信機固定ユニット付 通信機固定ユニット 避雷ユニット付

(ケースフタを取り外した状態の参考写真)

標準ケース関連パーツ 標準ケース関連パーツ 標準ケース関連パーツ
プロテクティブベント:1個
ケーブルグランド:1個
ホールプラグ:2個
プロテクティブベント:1個
ケーブルグランド:1個
ホールプラグ:2個
プロテクティブベント:1個
ケーブルグランド:2個
ホールプラグ:1個

製品型番一覧
組合せが可能な型番。数量、納期等によっては、ご注文に応じられない場合があります。

ソフトウェア 型番 搭載電池 ケーブル
グランド数  
オプション付属品内容
通信機
固定ユニット
避雷ユニット
標準仕様
(K仕様)
MD1825-CR35P-C1-K 円筒形二酸化マンガン
リチウム一次電池
1直列35並列パック
1
MD1825-CR35P-C1-KT 1
MD1825-CR35P-C2-KTH1 2 2線式アナログ
出力センサ用
MD1825-CR35P-C2-KTH2 2 3線式アナログ
出力センサ用
LPWA対応仕様
(Ⅼ仕様)
MD1825-CR35P-C1-L 円筒形二酸化マンガン
リチウム一次電池
1直列35並列パック
1
MD1825-CR35P-C1-LT 1
MD1825-CR35P-C2-LTH1 2 2線式アナログ
出力センサ用
MD1825-CR35P-C2-LTH2 2 3線式アナログ
出力センサ用
製品型番説明

基本仕様

項目基本仕様
出力電圧 通信機器用(DC3.3/5.0/12.4V)×1、その他接続機器用(5.0/12.4V)×3
入力インターフェース アナログ入力 0~24mA入力×1
0~5V入力×1
外部トリガ入力 外部トリガ入力×1(2.5~12.4V入力、立ち上がりエッジ検出)
ソフトウェア 標準ソフトウェア 通信機が主体となり、IoT電源システムを様々なコマンドで制御
LPWA対応ソフトウェア IoT電源システムが主体となり、通常時、緊急時を判定し、計測値をLPWA通信機に伝送
通信 UARTインターフェース Vcc、Rx、Tx、GND×各1(Vccは3.3V、5.0V選択可)
UART転送レート 1,200bps、2,400bps、4,800bps、9,600bps、19,200bps、38,400bps
Micro USB Micro USB2.0 Type-B(スレーブ)
Micro USB転送レート 9,600bps

ソフトウェア仕様

通信機から複雑な制御が可能な標準ソフトウェアと、防災用途向け自動計測可能なLPWA対応ソフトウェアを選択可能

特長

項目標準ソフトウェアLPWA対応ソフトウェア
特長 主に通信機のCPUがシステムを制御 IoT電源システムが自動計測を行いLPWA対応通信機を介してデータを伝送
メリット 複雑な制御が可能 通信機側のソフト開発不要
デメリット 通信機側のソフト開発必須 LPWA対応ソフトウェアの基本機能のみ
LPWA選択 なし ZETA、ELTRES、Sigfox、LTE-Cat.1
通信プロトコルに対応*1
危機管理型水位計測*2 対応 非対応
計測値スケール変換 非対応
(通信機、サーバで実施)
アナログ検出データを測定値に換算
(たとえば電流検出値4-20mA→水位0-10m)
データログ機能 非対応 最大525イベント(相対時刻情報/電流検出変換値/電圧検出変換値)
  • ELTRESはソニー株式会社、ZETAは株式会社テクサー、SigfoxはSigfox社の登録商標です。
  • 国土交通省の危機管理型水位計の観測基準・仕様に準拠

計測時動作

項目標準ソフトウェア LPWA対応ソフトウェア
動作状態 通信機側のソフトウェアが制御 通常状態 緊急状態
電源ON/OFF
切替周期
1分~14日 1分~14日 5秒~14日
計測方法 1回計測/複数計測 5回計測(最大、最小計測値を除いて平均化)
計測周期 通信機側のソフトウェアが制御(60秒~12時間の範囲で設定) 1分~14日 5秒~14日
通信機の通信頻度 通信機側のソフトウェアが制御 毎回~1440回毎 毎回(変更不可)
自動状態遷移の
条件
自動状態遷移なし(通信機側のソフトウェアが状態を制御) (1)計測値が上下限閾値から外れた場合
(2)外部トリガ発生
(1)計測値が正常に戻った場合
(2)外部トリガ発生から一定の計測回数経過
活用事例

河川用水位計

設置場所:高知県黒潮町

使用電源:MD1825-CR35P-C2-KTH2

通信方式:LTE-Cat.1

センサー:圧力式水位計

情報提供:(株)イーラボ・エクスペリエンス

ため池用水位計

設置場所:三重県多気町

使用電源:MD1825-LR08S-C1-KT

通信方式:LTE-Cat.1

センサー:圧力式水位計

情報提供:(株)イーラボ・エクスペリエンス

道路冠水監視用水位計

設置場所:新潟県新潟市西区

使用電源:MD1825-LR08S-C1-KT

通信方式:LTE-Cat.1

センサー:圧力式水位計

情報提供:(株)イーラボ・エクスペリエンス

河川用水位計

設置場所:長崎県大村市

使用電源:MD1825-LR08S-C1-KT

通信方式:LTE-Cat.1

センサー:圧力式水位計

情報提供:(株)イーラボ・エクスペリエンス

ため池用水位計

設置場所:神奈川県横浜市

使用電源:MD1825-LR08S-C1-KT

通信方式:LTE-Cat.1

センサー:超音波式水位計

情報提供:(株)イーラボ・エクスペリエンス

ため池用水位計

設置場所:岐阜県恵那市

使用電源:MD1825-CR35P-C2-LTH1

通信方式:ZETA

センサー:圧力式水位計

情報提供:(株)トーエネック

ページ上部へ戻る