Q915: [コンピュータテープの用語解説【1~9】]: 3490E方式のテープドライブ、およびメディア

3490E方式は、1/2インチ(12.65mm)幅のテープが巻かれたカートリッジを使い、垂直方向に配置された36組の固定ヘッドで、テープ長手方向に18トラックづつ、サーペンタイン(1往復=36トラック)で書き込み/読み出しを行うカートリッジテープメディアの規格で、JIS、ISO、ANSI、ECMA等で規格化されています。3490Eは、IBM社のテープ装置の型番で、記録方式を総称する言葉として一般化しており、多くの互換機が市場に出ています。3490E方式は、3480/3490方式で記録されたものとリード互換があります。3480/3490/3490E記録方式を全て一台でサポートするテープ装置もあります。3490E方式の規格では、記録密度は公称38000cpi(3781cpi)で、長さ541フィート(165m)と1100フィート(335m)のカートリッジテープが規定されています。データ圧縮は、IDRC(Improved Data Recording Capability)方式と呼ばれる、IBM社が開発した方式を採用しています(一般的に、データ圧縮は3:1です)。1100フィートのカートリッジテープで、IDRC圧縮を用いて記録した場合の記録容量は、24GBとなります。

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