1984年、T.A.Welchが考案したデータ圧縮符号で、J.ZivとA.Lempelが1978年に発表したLZ78符号を改良したものです。LZ78符号は、辞書としてこれまでに見出した部分文字列の一覧表を使うことで、大域的な辞書の作成が可能です。米国ユニシス社によって特許が管理されていましたが、2004年6~7月に期限切れで失効しており、事実上フリーになっています。LZW符号の各種改良版を実際に使った圧縮プログラムとしては、MS-DOSにおいてはPKARC、UNIXのcompressコマンド、MacintoshのStuffitなどがあり、コンピュータやOSの種類を問わず、広く利用されています。