ICカードとは

プラスチック製のカードにICチップ(集積回路)を埋め込んだカードをICカードと呼びます。

ICカードは内蔵されているICにデータが格納されており、セキュリティーの高いカードとして広く注目を集めています。

主な特長

接触式ICカード

接点(6端子又は8端子)とリーダ・ライタが接することで電力供給や通信を行います。

長所:安定した電力供給が可能で、大容量データのやり取りに対しても強い特長があります。

短所:端子同士が確実にセットされていなければ通信ができない、また、端子の汚れ等に注意する必要があります。

用途:金融、クレジット系、郵貯などでご利用されています。

非接触式ICカード

カード内部に電波を受発信するアンテナとICを接続したコアシートを内蔵

リーダ・ライタから発する微弱な電磁波をとらえて起電力にすると同時に情報の送受信も行います。

長所:リーダ・ライタにかざすだけで利用でき、使いやすく耐久性が高い特長があります。また、デザイン性に優れています。

短所:電源の安定供給が難。動作電圧が高いと消費電力が増え、低いと処理能力不足により複雑な演算ができなくなる場合があります。

用途:交通系・入退室などに利用されています。

種類利用分野特長
TypeA テレホンカード,入退室等 Type Bと比べ比較的大きな通信距離を取ることができる
TypeB 介護、住基等 大容量のデータ処理能力がType Aより優れている
FeliCa※1 交通系等 高速のデータ処理が可能

デュアルインターフェース(コンビ)型ICカード

アンテナを内蔵し1つのIC(半導体)で接触,非接触の2つのインターフェースを持つICカード

用途:クレジット+電子マネー、住民基本台帳カード等の公共分野

ハイブリッド型ICカード

非接触型ICカードに接触型ICを組合わせたICカードで、接触型・非接触型の長所・短所を併せ持ちます。

用途:電子マネー・チケットなど多目的ご利用できます。

※1:FeliCaは、ソニー株式会社の登録商標です。

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